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2008年11月

2008年11月 8日 (土)

親愛なる蒐友に捧ぐ・・・・

               

             Burogaaa  

                     (拡大できます)                                     

日本切手蒐集30年のベテランのジョージさんが、ひょんな事から、フランス切手のピース&コマースの消印に興味を持ち、フランス語の電子辞書まで買って、その研究にのめり込むのを見て、老い先短い爺も何かお役に立てばと、この「ブログ」を始めることにしました。 ブログのテーマに述べている様に、郵便史的ではなく、「つれずれなる」ままに、私の所有する切手の実例を示しながら、このシリーズの消印の多様さを紹介しようと思います。 (学術的な研究をしたい人には、スイス在住の Guy Maggay 氏の 有名なHPをご覧いただくのが、お薦めです。 http://marcophilie.org/index.html )・・・・・・・(<--こちらのHPから、このブログへ戻るにはブラウザーの「戻る」矢印を使用してください)

この所謂 「サージュ・シリーズ」 切手は、1871年の普仏戦争でプロシャ(ドイツ)に敗れたフランスが、1876年に新切手を発行するにあたって、それまで「セレス」像ばかりが続いたので、新鮮な図案を求めて一般から公募する形がとられ、首位当選した、J.A.Sageと言う人の図案(たぶんラフな素案=平和と商業の像)が採用される事になり、印刷庁(?)の専門家である E.Mouchonにより 印刷原版のデザインと彫刻がなされた様です。

このシリーズが1876年3月27日に始まるのと同時に、日付抹消印が導入されたため(1876年4月1日)、消印のほとんどが日付印ですが、その種類は実に多種多様で、変化に富み、その専門書もあってマニアの評価の基準になっています。私は無声印よりは、どちらかと云うと日付抹消印が好きです。 日付と局名を見ていると、都会の片隅や、僻村の小さな郵便局で、切手が使われた状況が想像出来、過ぎ去った年月の重みが、実感出来るからです。・・・・・

この切手シリーズが発行、使用された年代1876年―1900年は、丁度日本では旧小判(1876年)から菊(1898-1900年)に至る時代で、共に郵便業務の飛躍的な拡大の時期に当たります。 このシリーズ全発行枚数は定かではないが、恐らく十億を優に超えると思われ、未使用はかなり少なく、高価である一方使用済みはごまんと残っており、そのほとんどが消印の読めない駄物です。 短片上に残るいわゆる満月消しは意外と少なく、珍しい消印となると蒐集するには結構大変です。 ページ・トップに紹介した切手類は私のルーズリーフからひょいと選んだもので、結構綺麗だなーと、自画自賛です。(笑) 大分長くなりましたので、続きは次回に・・・・・

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2008年11月10日 (月)

切ない思い・・・・・

前回、私の経験から、サージュ切手の美しい単片満月消しは意外と少なく、珍しい消印となると蒐集するには結構大変と述べましたが、これには忘れられない思い出があります。 現役の頃の1979年の暮のことです。 当時銀座にあった某切手商に足繋く通っていて、大半の切手(中国竜、大韓国、小判等、とフランス)はここで、ロットで購入していました。 未だ老店主が健在だった頃で、その息子(現在の店主)がロンドンに切手仕入れの修行に行って居り、その日丁度、その息子がオークションで落札した品物が届いて、店先で広げているところへ出っくわし、どうかと勧められたのが、なんと厚さが8cm位もある、大型(新聞半切くらい)のバインダーに綴じられた、Sage の消印専門コレクションでした。 枚数はなんと3千枚は優に超える量のものです。 息子がロンドンで仕入れ過ぎて、やり繰りに困っていた親父さんが、安くするから一括でどうかと云ってくれました。 思案の末、暮のボーナスを当て込んで、清水の舞台から飛び降りました。 値段は消印の価値も考慮した、カタログ値の四分の一位のウン十万円でした。 (当時では、しがないサラリーマンにとっては大金でした。)  ・・・・・それからは、その切手の山に挑み、消印の調査分類等に明け暮れた末、とうとう翌年の春には眼の神経をやられて、入院する羽目になってしまい、会社を二ケ月休む事に。 もっとも丁度、重要な仕事上の交渉事があって、ストレスも溜まっていたのも原因の一つだったのですが。 ・・・・・さすがに大量故、未だにかなりの量が、当時のままのリーフに未整理で残っています。(無論目ぼしいところは抜き出した後ですが。) 現在その目ぼしい物の数が、600枚程に整理が終わり、ストックリーフに収まっています。 以下に未整理分のリーフと、目ぼしい分の、極一部を参考に供します。

 

               

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                        (拡大します)

・・・・・・私の、なんとも、切ない思いの一つは、このコレクションの持ち主だった人物が、フランス人か英国人だったか不明ですが、ひとつひとつ、切手の消印の局名と年号を、薄消しからも、丹念に拾い上げて記録している程、この蒐集に打ち込んで来た人が、やがて永い蒐集人生の終焉を迎えて、あの世へ旅立った後、残された家族や友人には、受け継がれる事なく、切り売りされてしまうコレクションの儚さ、虚しさが、わが身につまされて、ひしひしと感じています。 ・・・・・私の場合も、選び抜かれた美消しの切手は兎も角として、残った未整理の切手たちが、やがて誰からも忘れられてひっそりと墓場へ送られてしまうかも知れません。 しかしそんな事になったら、元の持ち主が老眼鏡の奥から、私を恨めしそうに見つめる、そんな悪夢を、あの世で見るのじゃないかと悩みます。・・・・(あなたなら、どうしますか?)

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2008年11月12日 (水)

Armand MATHIEU

  前回は、つい湿っぽい老いの繰言を聞かせてしまい、深く反省して居ります。 陳謝。 昨日、このブログの立ち上げを祝福してくださった、「dotechandesu」 さんのHPへのリンクを許可していただきました。 大先輩は小判切手の外信消しの収集一筋、その内容の豊富なこと、ただただ驚くばかりです。フランス切手と小判切手両方に興味を持つ方は結構多いので、お役に立つかも。 ・・・・・さて、切手蒐集の醍醐味と云えば、テーマの切手の完全収集である事は云う迄もありませんが、しがない庶民にとっては、先ずはその切手の希少性の追求にあるのでは無いでしょうか。 なんでもない切手の山から、掘り出しものを見つけた時のあの何とも云えない、わくわく感・・・これは何ものにも代えがたいと云えると思います。 ・・・・・・今日のタイトルにある、 フランス人の Armand MATHIEU 氏はサージュ・シリーズの日付抹消印の希少性を詳細に記載した、ガイド・ブックを、1976年に発行しています。 このブックは、サージュ発行から丁度100年を経た記念に出版されたもので、愛好家達の数年に亘る調査協力を得てはじめて成し遂げられたと、その序文に記されています。 以下にその写真と、内容の一部を紹介します。 (著者には無断で掲載することになりますが、お許しくださると信じております。 またその後の改定版もあるやもしれませんが定かではありません。) 文面中の消印図には日本語の説明と、私の手持ちの実例切手を載せてあります。

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  下記に実際の各消印の評価のページを紹介します。 NANTE と云う市の例を表示します。

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2008年11月13日 (木)

Guy Maggay さんのHP

  今回は、このブログで私が片思いのような気持ちで、リンクを貼らせて頂いている、スイスの Guy Maggay さんのHPについてちょっと触れてみたいと思います。 MaggayさんのHPは記述がフランス語故、ちょっと日本人にはとっつきにくい面もあり、皆さんもご覧になるのを躊躇されてるのではないかと思います。 私も英語はまあ、余り苦労なく理解できるのですが、やはりフランス語は辞書と首ぴきでも大変です。 それで私は自動翻訳ソフトをブラウザーに組み込んで、その助け借りながら、記事を読んでいます。 フランス語―>英語―>日本語と訳せる機能もあり、とても重宝していますが、困る事は郵趣関係には独特な言葉が多く、読み手が期待する正しい訳語がでてこない事です。 このソフトには辞書の学習機能が組み込まれているので、こまめに調整すればいいのですが、つい不精になってしまい、未だに中途半端な状態です。 Maggay さんのHPは非常に内容が濃く、郵便印の図をたどっていくだけで、ある程度は手探りでも理解できるようになっていますので、是非一度は訪問してみてください。 ちなみに、以下にそのトップページを翻訳した図を紹介します。 フィラテリーに関する辞書も組み込まれていて、フランス語―>英語への翻訳がなされていますので大変重宝です。

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2008年11月14日 (金)

小判切手の逸品・・・

昨日、掲載したように、 Maggay さんのHP・トップページに日本語訳がついて、ジョージさん、どうやら、フランス語と複雑な消印の森に迷い込んだらしく、頭が痛くなったとぼやく羽目に。 それでも、各ページが訳文つきなら、どうにか自習研究が出来そうだと、喜んでおられました。 私がキーポイントの翻訳の奉仕をしてもよいと、思ってはいますが、著作権の問題も在るゆえ、慎重にならざるを得ません。・・・・・・目下サージュ切手の消印の虜になったジョージさんですが、日本切手30年のベテラン故、さすが小判切手にも造詣が深く、先日、私の要望にこたえて、下記のような写真を、送ってきてくださいました。 まあーその見事なこと。・・・・・みなさん、とくとご覧あれ。 特に消印と切手との組み合わせが、いかに珍しいかを。・・・・・・・・・・

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  フランス切手の消印の紹介がこのブログの意図なのに、なんで小判切手なの? と、ご不満の読者もおられるやも知れませんが、 まあー追々、本筋の話に進みますので。 フランス植民地切手のどえらい偽造切手を掴まされた話等などを加えて・・・・・ ああ、それから、ジョージさんの逸品に、一言、賛辞や、また苦言を呈したい方は、ご遠慮なく、このブログの記事に「コメント」をお寄せください。 ご本人にもちゃんと伝わりますので。 でも「ブログついに炎上」 などと激しい事ならぬようお願いします。 まあーそんな事ないか。・・・・(4日間で600くらいのアクセス数ではねー) でも私にとっては嬉しい数です。 多謝。

 

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2008年11月16日 (日)

フランス切手のカタログ

  ジョージさんの「小判切手の逸品」の掲載でアクセスが飛躍的に伸びています。 お陰さまにて、1000回に迫りつつあります。 私も本来の記事にて、来訪者さまを増やさねばとすこし気張る事にしました。・・・・・今日のお題は、フランス切手のカタログについてです。蒐集の要はなんと云っても、情報です。その最たるものは、その切手の価値です。 日本で外国切手を集めている人はほとんどの方がスコットを使用していると思います。 しかし進んだ収集をするにはテーマ切手の発行国の専門のカタログを持つことが必須です。 私が使用している、カタログを下記に紹介します。 中心は「CERES」 ですが、左端のイベールの1975年発行の専門書は発行当時からの愛用書です。 右端の「DALLAY」 は近年愛用者が増えていて、その情報量の豊富さで、Guy Maggayさんも推奨しています。私も入手したいのですが未だです。 「CERES」 の2006年カタログのサージュ切手の部分を、ちょっと4ページほど掲載しますが、発行元からの苦情は無い事を念じています。 (これを見て、新しく購入しようと云う人が増えれば、かえって喜んで貰えるかも) 評価の単位は >EURO< です。

 

評価欄は左から、未使用(良品)、未使用(並)、未使用(糊落ち)、使用済み、エンタ混貼、エンタ単貼 の順です。

           

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(注)下図を拡大してから、さらにブラウザーの表示を 125%にすると細部が読めます。

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2008年11月18日 (火)

Jour de l’An (元旦)

  直き、12月に入り、皆さん年賀郵便の準備に大忙しになると思います。 そう、かの地フランスでも、19世紀末には結構盛んな風習であったようです。 Jour de lAn ずばり 元旦のことですが、パリ市内でも新年を祝うハガキの交換が盛んになり、丁度サージュ切手発行の最盛期の1885年頃から1900年初頭の種まき切手の頃まで、5c切手が貼られ、特殊な消印で抹消された、絵ハガキが飛び交いました。 年末に郵便物が集中するためパリ市内各区局はその抹消に追われ、臨時局員を雇って対応しましたが、通常の日付抹消印器が不足した為、お蔵入りしていた、過去のさまざまな抹消印を使う羽目になりました。 その結果、下に紹介するような面白い使用例のエンタが残され、後世の蒐集家を喜ばすことになりました。 (2006年の「CERES」カタログに記載されている実例とその評価)

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今日は、私の手持ちの中から、「丸の中に数字」(市内各区の区別番号)のある印で抹消されたハガキと、5c切手単片をご覧にいれます。 なぜか、サージュ5c貼りのエンタが入手出来ていない為、その後のシリーズ「BLANC」「種まき」の貼ったエンタで勘弁してください。 その他のタイプの消印も、単片のみ所有していますが、後日紹介したいと思います。 

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この「丸の中に数字」の抹消印も評価に高い安いがあり、「CERES」のそれは、単片で 2->60 Euro、 エンタで25 Euro 以上・・・ となっています。 下記に、1974年に出版された Armand MATHIEU のカタログに切手別の詳細な評価(フラン表記ですが、物価変動を考慮しそのままユーロに置き換えても、いいかと思います)が載せられているので、それを紹介します。

              

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2008年11月20日 (木)

「錨」-L’ancre-点菱形抹消印

    今日はひき続き、年賀郵便用・特殊抹消印のひとつ、「錨」-Lancre-点菱形抹消印を紹介しましょう。下記に載せたものは、私のサージュ切手ストック、数千枚の中にたった2枚しかなかったものです。 「CERES」 カタログの評価基準からすればもっと残存数は多い筈だと思うのですが。 こんな風ですから、勿論エンタイヤなどは入手出来ていません。 かの Guy Maggay さんも最近、HPに載せられるようになったようです。

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この抹消印は元々、下の様な遠洋航路の船内郵便の抹消に使用されたもので、1876年4月1日の日付抹消印導入によって廃止されたのでした。(私のこのリーフは元、米国のホワイト博士コレクションにあったものです。)・・・・・・ また、その下に、サージュ切手以前の切手上にみられる印影を私の所有品から紹介して置きます。(通常は黒色ですが、青色もあり、希少です。)

                     

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2008年11月22日 (土)

菊切手の逸品

お待ちかね。 ジョージさんから 「菊切手・選り抜き一種一点」が届きました。 この度は簡単な説明付きです。前回の小判切手に負けず劣らずの逸品揃いですぞ。 どうか、ごゆっくりとお楽しみください。

菊の1種1選をお見せします。菊は私が専門収集を始めた最初のシリーズだけに、思い入れも強いような気がします。現在は1種1リーフで、目打と消印の組み合わせを楽しんでいます。

          ・・・・・・・・・・・・・・・・

5厘・・コンパウンド12.5×12便号入。コンパウンドの満月消し。 正直言って値段は高かったです。

0.5銭・・朱消丸一印。 「関ヶ原三百年祭」 を記念した色変わり印です。

1銭・・○ GENSAN99年消し。 『菊切手の時代』 (文献) 採録品です。

1.5銭青・・野戦局印。 野戦局の中ではありふれていますが貴重な品です。

1.5銭紫・・外国到着印。 「消印もれ」消印でしょうか。内陸部なのでパクボーではありません。

2銭・・韓国木浦32年消・・発行月使用です。 よくぞ手に入った。

3銭紫・・船内郵便。 逆印ながらはっきりとデータが読めます。

3銭赤・・櫛型欧文印。 無加刷の上海です。 日本からわざわざ持ち込んだようです。

4銭・・満鉄印。 珍!

5銭・・臨時局。 『陸軍特別大演習の臨時出張所』

6銭・・丸一便号。 ロットからの拾い物です。

8銭・・ローラー静岡。 ローラーは最近よく見かけるようになりました。

10銭・・鉄郵印。 鉄道郵便は書留を扱わなかったので単片でも外郵便と分かります。

15銭・・仏船内印。この額面の使用済みは厄介です。

20銭・・ローラーKOBE C12×12.5 この目打の郵便消はめったに見られません。

25銭・・櫛型朝鮮型。高額面の郵便消は入手困難です。

50銭・・丸二時刻。最近はよく見かけるようになりました。

1円・・櫛型欧文台湾。『菊切手の時代』採録品です。

 

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2008年11月24日 (月)

フランス切手の満月印

    ジョージさんの「菊切手・選り抜き一種一点」に刺激されて、私もなにか派手に満月消印の切手をご披露したいと思いました。 本来であれば、前回に続いて、年賀の特殊消印について、話を進めるのが筋ですが、そこはそれ、「つれずれ草」故、違ったテーマで、気分転換も悪くはないと思うのですが。 日本切手の収集界は云うまでも無く「満月印党」が広く行き渡っていますが、フランス切手の収集界にも満月印の魅力に取り付かれた人達が結構多いのです。 下に紹介するのは、2年前、英国の某オークショニアから落札したロットの一部(オークションページの見出しの写真)で、全部で1200枚余の買い物でした。 ナポレオン、セレス、サージュから、MERSON、種まきにいたる年代の珍しい消印の切手を含む良質な内容でした。 日本でいえば、手彫り末期から、小判、菊、大正にいたる同年代の切手ですから、これが日本切手でしたら、興奮もので、こんな風な売りだしはあり得なかったでしょう。 これ等の切手を収集していた人は恐らく英国に住み、フランス切手の消印に魅せられて、その生涯を終えた老人ではなかろうかと、想像しています。 まあ、いずれ、この中の好ましい切手達について取り上げて行きたいと思っています。 (写真は拡大できます)

       

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2008年11月25日 (火)

GROS CHIFFRES-点菱形抹消印

    さて本題に戻り、引き続き年賀郵便用・特殊抹消印のひとつ 「GROS CHIFFRES(大数字)-点菱形抹消印」 について、実例を紹介しましょう。 この消印は前回の 「錨」-Lancre-点菱形抹消印」 よりは残存数が多いようです。 この印は、ご存知の方は多いと思いますが、下記写真の様に、ナポレオン、ボルドー、セレス、と各シリーズの抹消印として使用され、1876年に一斉に日付抹消印にとって変わられたのです。 (写真は全て拡大できます)

                                    

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・・・・ただ例外として上海局の「5104」のみが1887年まで使用され、その結果サージュ切手上に見られることになり、後世の蒐集家たちに珍重される様になりました。・・・・・このフランス・CHINE局の消印の変遷については後日詳しく述べたいと思っています。 

                       

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 収集の援けとなる、残存する局数と評価の目安等を記載した Armand MATHIEU のカタログ一部を紹介します。

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2008年11月27日 (木)

パリ年賀特別抹消印・ファイナル

  何回かに亘って、パリ市内の年賀特別郵便の抹消印について、紹介して来ましたが、いよいよ今回を持ってファイナルといたします。 未だ、数種類の実例があるのですが、サージュ以前に使用されたパリ本局の6角点描星型抹消印をはじめ、私蔵の3種、4点を紹介します。 下記のエンタイヤは1855年のパリ市内郵便ですが、この様に6角星型で数字が入っていないのが本局です。 その後支局が増えるごとに数字が割り当てられて、星の中心に数字が入れられるようになりました。 以前にも述べましたが、これら年賀郵便のエンタは何故か入手できていません。 と云うか、余りにも大量の単片の整理に追われた為、エンタ迄手が回らなかったのが実情です。 残念ながら今後も、もう手にする事はないでしょう。・・・・・・(写真は拡大できます)

                        

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2008年11月30日 (日)

パリ万国博覧会

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   ジョージさんも学習が進み、「Jour de lAn (元旦)」 から, こんどは、「PARIS EXPOSITIONS UNIVERSELLES」 へ進んで欲しいと要望がありました。 そう、これはパリの第5回万国博覧会の際に使用された、臨時抹消印についての解説の依頼です。 上の写真は1900年5月から11月まで、パリのエッフェル塔を囲んで壮大な会場を設置した博覧会の当時の写真です。 1900年になり新しい20世紀を迎えて、希望に溢れた市民達を祝福するかのように、世界各国から多数の参加があり、それぞれの趣向を凝らしたパビリオンが建設されて大いに賑わったのでした。 丁度この年に、第2回の夏季オリンピックもパリで同時開催されることになり、ますます、お祭り気分を盛り上げていきました。 この博覧会も過去に習って、下記の様な9つの特別抹消印が使用されたのです。(「CERES」2006年カタログから転載) (写真は拡大出来ます)

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更に私蔵の関連単片切手とエンタを掲載します。(私のサージュ切手ストック、数千枚の中から、たったこれだけです。単片の残存数は、評価から推定できる数より遥かに少ないと思われます。 エンタは可なりあるのでは。

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上記フランス郵政の郵便抹消印とは別に、この時、米国の郵政省が独自に使用した、機械式抹消印が数種類あります。これ等は博覧会場の米国パビリオン内で特別に使用されたらしく、エンタイヤのみが高価に評価され、残存数はかなり少ない。下記写真をご覧ください。勿論、私のストックには皆無です。

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この Paris Exposition Universelles の特殊抹消印については、時代を遡って、まだ続きがありますので、追って次回に・・・・・・

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