オーラを放つ逸品・その28
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*新たな企画の「オーラ記事」です・・・・・
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毎週のジョージさんの投稿記事も30回に迫る人気ぶりですが、予ねてからその収集されておられる素晴らしい小判や菊切手の単片にまつわるいろいろな話を記事にして欲しいと願っていました。 このブログ開設の初期、選り抜き一種一点などでその一部が紹介されましたが、この新企画ではもっと掘り下げた解説(貴重な情報である入手時の市価状況など)と詳細な画像が期待されます。
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[ 以下、週末恒例のジョージさんの投稿記事です ]
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オーラを放つ逸品
フランス船内印
紹介する4点のデータ:
①旧小判5銭エスパルト紙11s×9s横連 八角3 OCT 80 YOKOHAMA PAQ.FR.S.№ 3
②旧小判10銭 ワラ11L ◎ 22 DEC 83 LIGNE S PAQ.FR.№ 2
③新小判10銭 P13 八角 30 SEPT 90 LIGNE N PAQ.FR.№ 2
④菊15銭 P12 八角 12 JUIN 10 LIGNE N PAQ.FR.№ 8
以前にも書きましたように、単片での紹介は難しいです。 何度か試みたことはあるのですが、どうしても1枚の切手だけでは短文にしかなりません。 ところが、以前、離島・僻地の切手を複数で紹介したときはけっこう書きやすかったことを思い出しました。 そこで、数枚の切手をテーマに基づいて紹介をすることを思いつきました。 どのようなテーマを設定するのかは全く未定ですが、挑戦してみることにします。 単片シリーズの第1回目は日本とフランスの架け橋ともいうべきフランス船内印を紹介します。 ・・・フランス船内印は明治時代から昭和時代にかけて幅広い年代に見られる消印です。 それでいて数は少なく、姿は美しい。 自分としては日本のどの欧文印よりも好きな消印です。 印の形は初期の頃から八角形と円形があります。 表記の仕方は円内に年月日が、外周には船の便号らしきものやパクボーの略字などが見られます。 私の手元には1880年~1910年までの印影が集まりました。 フランス船内印はその独特の形から相当の薄消でもそれと判別できますが、私は日付が読め、外周のデータもできるだけ判読できるものを好んでコレクションに入れています。 将来はヒロジージさんのサージュにおける消印の分類を真似て、タイプ別の分類を試みたいと密かに思っているからです。 (実現するのは死ぬまで無理のような気がしますけど。)
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まずは以下の画像をご覧ください。
①は完影の逸品です。 外国郵便の始まりが1875年と言われていますから、日本における船内印使用例としては比較的初期の印影のような気がします。外周にYOKOHAMAの文字がしっかりと読みとれるのも魅力的です。(145000円 タカハシ) : ②③はフランス船内印の台切手としては最もありふれた額面です。 外信便の基本額面ですからフランス船内印は実逓便として通用していたことがこの事実からも分かります。 (②2万円 不明 ③23000円 ジャパン) : ④は珍しい額面に満月印です。 オーダーキャンセルかもしれませんが、ここまできれいだといくらお金を支払ってもあとで後悔することもありません。 (72000円 ジャパン) ・・・ところで、フランス船内印にはパクボーの表示があります。 本来、船はフランス国籍のはずですから、船内で投函すれば日本の切手は使えなかったはずです。 ひょっとしたら、船の桟橋の端にポストを設置して日本からの郵便を受け付けてくれたのでしょうかね。 : :
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コメント
私は震災切手の収集に力を入れていますが、以前震災8銭貼りの絵葉書で、フランス船内印のものがオークションに登場しました。消印は鮮明でしたが、切手の状態にやや難があったので、入札を見送りました。その後同様のものを見かけません。あの時状態には目を瞑って入手しておくべきだったと後悔しています。
投稿: tabito 改め yuusi | 2009年7月 4日 (土) 05時13分
yuusiさん、コメントありがとうございます。ヒロジージさんの消印だけを見ていると、フランスの消印は鮮明に見えますが、実際に市場に出回っているものは鮮明どころか完読もおぼつかない代物ばかりです。日本の几帳面な押印とは桁違いのアバウトな押されようです。日本が満月消に人気があり、欧米ではそれほどでもない理由の一端が分かるような気がします。
私もフランス船内印で鮮明な印影が出たときが勝負だと思っています。旧小判5銭の値段が高いとお感じになる方もおられるかもしれませんが、印影の完成度からしたら妥当な値段だと納得している次第であります。
投稿: ジョージ | 2009年7月 4日 (土) 06時12分
yuusiさん、毎日のようにご訪問くださり有難うございます。早朝から活発な郵趣トーク、大変嬉しく思います。ところで震災8銭のフランス船内印エンタは大変な珍品だと思います。私も初耳です。惜しかったですね。1923年の関東大震災時MMの船"Andre Lebon"号が丁度横浜にきており沖合いに繋留して仏領事一家を含む1500人の罹災民を収容した事実があります。そのエンタはもしかするとこの船の船内印かもしれませんね。この前にもちょっと言及した事がありますが、このブログにリンクしているDotechanさんのHPにある小判の2枚のフランス船内印朱消しは極めつけの逸品です。その宝石のような輝きは素晴らしいです。一度ご覧になってみてください。
投稿: ヒロジージ | 2009年7月 4日 (土) 09時16分
ヒロジージさん、ご紹介賜りありがとうございます。
ジョージさんのすばらしい品々の後ではお恥ずかしい限りですが、震災をお集めの方もお時間がございましたら拙宅にもお寄りいただけますと幸いです。
投稿: dotechandesu | 2009年7月 4日 (土) 22時17分