旧小判45銭記番印の栄光

2009年1月 7日 (水)

序:旧小判45銭の記番印の栄光(オーラを放つ逸品・その5と共通)

もう何年ぶりだろうか。 こんな張り詰めた気分のネットオークションのビッドは。 クローズ寸前7秒前のボタン押し。 爺には厳しい徹夜に近い明け方の入札。 しかもぶつは稀代の逸品・(と信じているが)・・・・そして、落札成功。 終わっても暫くは興奮冷めやらぬ気分。・・・・・ 詳しくはジョージさんの投稿記事をお読みください。・・・・

                 Ws000039_4

オーラを放つ逸品

郵趣界に2枚目が降臨 旧小判45銭記番印

データ:旧小判45銭無地紙P10記番印イウ16号(長崎)

(写真はネットに出ていたのをそのまま転載)

日本切手名鑑小判を読むたびに必ず立ち寄る頁が旧小判45銭でした。 そこにある記番印を眺めながら、こんな素敵な切手があるのだな、と、あこがれていました。 1月5日、ヒロジージさんからのメールに明朝4:10終了のイーベイオークションに出ているが、どうしますか?という旨のメッセージとともにこの画像が送られてきました。 一目見て本物だと直感しました。 入札はヒロジージさんに代行していただきました。 結果が分かるまでは大学入試の合否を待つ受験生に戻ったような心境でした。  落札後、かの高名なクラーク博士の「ボーイズ・ビー・アンビシャス(直訳:趣味人よ、大志を抱け)」の言葉通りに念じれば通じることもあるものだと改めて思いました。 それと同時に、この切手と縁を結んでくださったヒロジージさんには、この場をお借りして厚く御礼申し上げます。 本当に本物なの?と疑問を呈する方もおられるでしょう。 答えは簡単。 自分自身で本物と信じているのだから、それでいいじゃん。 切手展や鑑定、オークションには出さず、我がコレクションの秘宝にします。 世に出るのはこれっきりでお終いの逸品です。

                                  Ws082

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年1月 8日 (木)

旧小判45銭記番印の栄光

             Ws082

先の6日の明け方以来なんとなく落ち着かず、サージュ切手の記事を更新する気持ちも湧かずにいます。・・・が、それも仕方ないと思うほど、今度の旧小判45銭の記番印切手の落札は刺激的でした。 まさに 「 郵趣界に2枚目が降臨 」とジョージさんが声を上げずにはいられない程の出来事でしょう。・・・・・ 以下の記載写真は皆さんご存知の日本切手名鑑の旧小判45銭のページですが、上の写真と比べてみてください。「記番印イウ一六号」の消印はほんとにそっくりです。 押し方の癖や位置など全く同じで、同一の局員が同じ印を使ったことが想像できます。 旧小判45銭の記番印は、日専のカタログ2009では(U)となっていますが、名鑑が刊行された当時、既に唯一の存在として紹介されていたのです。 しかし、名鑑の解説ページにも述べられている様に、いろいろと疑問を提示する考え方もあって、ずーと日陰の身であったらしいです。 実物が日本に到着するにはまだ幾日か掛かりますが、今度の2枚目の切手の出現によって、長年の疑問が払拭されるであろうと確信しています。

           Ws000104_2

    Ws000105

この2枚目の切手は、イーベイの某大手業者の1$スタートの大口のロット出品物に含まれていたものです。 1$スタートとは、「内容については、その真偽は保障しません」よ、という意味合いで、まさに玉石混合といった感じであり、何枚かの手彫りは偽者でした。 私も当初からひそかにウオッチしてきたのですが、残すところ7時間余りの時点で数千ドルとなり、オークションハンターにとっては採算割れのレベルに達したと判断して諦めたのでした。 若し私が名鑑の事実を知っていたら成り行きは全く違ったものになったでしょう。 残念なことに所有していた、名鑑の全集は10年ほど前に処分してしまったのです。 しかし、もしやと思い連絡したジョージさんが、本気かと戸惑うほどの額、万という大台での上限を提示して代行を依頼されてきました。 名鑑の45銭のページが脳裏に焼きついていたジョージさんは即座に真物と見抜き、「乾坤一擲」の勝負に出たのです。 ほんとに日本切手の収集については、ジョージさんはまさに豪傑です。 それから明け方までの数時間、ビッド終了まで、メールでいろいろと切手について語り合い、若い頃に戻ったような気持ちでした。 最終的には同胞らしきビッダー4人の争いとなり、ラッキーなことに、万の大台には至らず、その半分ほどでの落札でした。 時間延長でとめどなく続くヤフオクと違って、延長のないイーベイは、腹の据わった一発が勝負を決めます。 終了数秒前にボタンを押す時のあの気分、味わった者にしか解らないスリルです。 掘り出し物がめっきり少なくなった昨今のイーベイにも、まだこんなものが見つかるとは、イーベイはほんと、奥が深いです・・・・

あ、そう忘れるところでした、 「大志を抱いた趣味人」 豪傑ジョージさんはまた、心優しき人でもありますぞ。 ロットにあった、ぱりっとした「もう一枚の旧小判45銭の外信消し」 なにを隠そう45銭が2枚あったのですぞ。 それをジョージさんは親しき友人に贈呈することに決めたのです。 自分は記番印45銭だけでいいと。 そして、残りの切手数百枚は爺への感謝の印だそうです。 いやー、その懐の深さにはジージも感激ひとしおです。 ほんとに持つべきものは親しき友であります・・・・・あとはロットが無事日本に届くことを願うばかりです。

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2009年1月12日 (月)

続・旧小判45銭記番印の栄光

ジョージさん、お待たせしましたーー。 ロットが今日無事ジージの手元に届きました。 ジョージさんには明朝発送します。 取りあえず、実物をスキャンした写真を下に載せます。 2枚の無地紙と、なんともう一枚あった45銭ですぞ。 二重丸電信印・和田電信局・・・・・はは、 残念でした、これは和田商店製のまがい物でした。()・・・・皆様、とくとご覧ください。 これが公開される最後の機会です・・・・・・(写真は拡大出来ますので、よーくチェックして偽印でないことをご確認ください)

     

    Ws000172_2

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年1月16日 (金)

続続・旧小判45銭記番印の栄光

旧小判45銭の記番印の切手を手にしたジョージさんが、拡大スコープにて綿密な検査をした結果を写真と共に知らせて来てくださいました。 皆様もきっと興味があると思いますので、以下に紹介いたします。(画像は全て拡大できます) ・・・・

「「早速、切手を調べました。 記番印のほうは50倍の拡大スコープで紙質を見たら、繊維が太く、目打の切れ方も無地、木綿に見られるものでした。 印のほうは確かに押されたあとがあり、(インクの跡が不規則)経年によるインク滲みも確認できました。 本物です。」」

                     Ws000027_3

                     Ws000028_2

以下にもう一度、切手の拡大全影像を載せますので、興味のあるかたはご覧になってください。

                        Ws00003b3a_2

落札に携わった当事者としてではなく、一門外漢としてこの切手の真偽の感想を述べてみれば、先ずはこの切手のもつ、なんとなく気品のある優雅さと、記番・イウ一六号の(イ)が欠けていることではないでしょうか。 若し偽造した印であれば、わざわざ(イ)の字を抜かして作るとは考えられません。 それに使用された局が長崎という45銭のような高額切手が置かれるにふさわしい局であること、などなど。 切手名鑑にある前例の印影と瓜二つであることも大きな説得力を持っています。 切手名鑑が刊行されてからもう20数年経っていますが。 あの日陰の身であった旧小判45銭の記番印イウ一六号切手は今頃どこでどうしているのか知りたいものです。

   

| | コメント (0) | トラックバック (0)